旅メシダイアリー

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伊賀忍者の里

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みなさんこんにちは
ようこそ忍者の里伊賀へ

私は今日、三重県伊賀市にやってきました。
「伊賀」「甲賀」と言えば
昔、忍者が多くいたと言われている場所です。

伊賀は三重県
甲賀はお隣の滋賀県

山を一つ隔てた場所に伊賀流甲賀流と別々の忍者がいました。
伊賀の忍者といえば「忍者ハットリくん」で有名な服部半蔵です。

歴代有名な武将たちの情報役または戦の先頭に立ち活躍したと言われています。
現代でも外国人に忍者は人気ですね。

伊賀市にある忍者博物館には忍者好きな観光客が団体で来ているようです。


忍者に関する書斎は色々とありますが
私たちは是非、忍者の末裔に会ってみたいと思う次第です。



さて、忍者の話はしましたが
今日は忍者に会いに来たわけではありません。


伊賀市でもう一つ有名なもの
それは「伊賀焼」です。

陶器で有名な「信楽焼」「常滑焼」「九谷焼」そして四日市の「万古焼
さらに「瀬戸焼」「有田焼」「益子焼」「備前焼」「砥部焼」など日本には
たくさんの焼き物があります。


それぞれに特徴があり焼き物に魅了された人たちが
それはそれは昔から、自らの作品を世に出してきました。


伊賀焼の歴史は5世紀頃からと言われていて
主に土瓶、水差しを中心に盛んになったのは安土桃山時代頃からと言われています。



私は数ある窯蔵の中でも
今日は「長谷製陶所」という日本全国に知られている焼き物の窯元を訪れました。


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下から順に焼いていく登り窯
下に火を入れて焼き上げた頃
余熱で次の窯が温まり、そこから温度を上げて順々に火入れをしていきます。

見事です。


私は焼き物にはまったわけではありませんが
こういった現場に行くと感動します。

これを何百年と守り続けていることを考えると
到底一人ではたどり着けない知恵と技術が集まっていると思えます。

どんな分野でも本物に触れると震えるくらいの感動をするものです。

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当日はあいにくの雨だったが、窓の外から見る雨も良い。
長谷製陶所には「長谷園」と呼ばれる町がある。

登り窯で作られた陶器は全国に発送される。
例えば東京の雑貨店など、クオリティーの高い商品と並び日本の技術として紹介されている。


各局のメディアがここぞとばかりに取り上げる機会も多くなり。
私も偶然、紹介されていたテレビを見た。


全国ネットで紹介されれば、それは大きな反響を呼ぶ。
私が見たのは土鍋でご飯を炊けるという「かまどさん」というものだ。




中火で20分、火加減を変えずとも吹きこぼれず美味しいご飯が炊けるという優れものだ。
「はじめちょろちょろなかぱっぱっ赤子泣いても蓋取るな」

昔は土鍋で炊く際にこういった決まり文句があり
火加減を途中で調節しながら炊くのが一般的だったが
今やそんな手間をかけなくても美味しい土鍋ご飯が食べられるという。


三重県伊賀市」という言葉に反応し
私も妻もテレビに見入いった記憶は新しいが
放送した次の日、私の祖母がこれを欲しいと言い出した。

どうやら同じテレビを見ていたらしく
まさに影響を受けたのだ。

この放送を受け、いったいどれほどの人がこの土鍋を注文したのか
想像もつかない。



長谷園にはここで作られた陶器をうるお店の他
休憩所と名を売って、大正時代に建てられた昔の事務所を開放している。

 

 

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そこにはコーヒー専門の自販機と横にガラスケースに入った器が置かれている。
店内は誰もいなく、張り紙がある。


「お好きなコップをセットしコーヒーを入れてください。飲み終わりましたら新聞紙に包みコップをお持ち帰りください。」


なんと、伊賀焼で作られたコーヒーカップが350円のコーヒーと共に頂けるというのだ。

 

 

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とても面白いシステムだと思う。
そして誰もスタッフがいないほっとかれ加減がまた良い。


長谷園には他にも「母屋」と呼ばれるお食事処があり
伊賀焼で作られたお皿に盛られた懐石料理が食べられるという。

今回は時間の関係で行き過ごしたが、次回は挑戦してみたい。

私たちが長谷製陶所を出る頃には観光バスも到着していた。


一つの製陶所がここまで築き上げていることに驚きだ。
何百年も続けてきただけではなく、現代に通用する手法で今もなお進化していることがわかる。




スタッフも感じが良かったし
きっとまた来るだろうなと思わされる所だった。

 

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